『銃 可愛い 青春』

ジャレド・ダイアモンドによる、この名著をご存じだろうか。
『銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎』

アメリカ大陸の先住民はなぜ、旧大陸の住民に征服されたのか。
なぜ、その逆は起こらなかったのか。
現在の世界に広がる富とパワーの「地域格差」を生み出したものとは。
1万3000年にわたる人類史のダイナミズムに隠された壮大な謎を、進化生物学、生物地理学、文化人類学、言語学など、広範な最新知見を縦横に駆使して解き明かす。
アメリカ出身の生物学者である筆者は、フィールドワークのためにニューギニア島で暮らしていたとき、現地人からある問いかけを受ける。
「白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」
ヨーロッパはなぜ、他地域と比べてこれほどまでに発展してきたのか?
人種間の生物学的差異によるものか。
寒暖差による食糧確保の難易によるものか。
こういった単純な仮説は、正しくないことがわかっている。
しかし、だとしたら何が本当の原因なのか?
直接の要因は「銃」「病原菌」「鉄」であるが、それは根本的な説明になっていない。
究極的には次の問いにぶつかるからである。
「これら3要素がヨーロッパに揃ったのは何故なのか?」
その問いに正面から答えるために、筆者は1万3000年の人類史を様々な角度から丁寧に紐解く。


令和5年7月。
通勤中Podcastで教養系のネットラジオを聴くのにハマっていた私は、複数の番組で本書の話題を耳にした。
その内容が擦られるたびに結晶化する、好奇心。
読みたかった。
本棚に入れたかった。
購入は古本通販サイト・バリューブックスから。
配達予想日に定時で帰宅すると既に不在票が投函されていた。
速やかに即日再配達を依頼し、19時には手元にやってきた。

さあ、読むぞ。



それから私は、これまでの僅か2週間のうちに、推計およそ約40ページ前後くらい余り程度もの進捗を産出することに成功している。
(参考・総頁約800ページ)


そうして、知的(ぶり)欲求が満たされたので、他の欲求を満たさんとブルアカをやっていたところ、

日常の中に奇跡を見つけた。

『銃 可愛い 青春』

生徒の好感度を上げることができる「贈り物」アイテムのひとつ。
どうやら『銃・病原菌・鉄』のパロディと思われるそれは、いったいどのような内容なのだろうか?
この透き通る世界にジャレド・ダイアモンドが居たとしたら、彼は何を探求するのだろうか?
原著を40ページも読んだ私には、それが瞬時に想像できた。
この着想をぜひ諸賢らにも公開せねば…との使命感により以下に記す。
未だ謎多きキヴォトス史を解き明かす一助とされたい。


『銃 可愛い 青春』


(裏表紙)
ミレニアムサイエンススクールのゲーム開発部のロリガキどもはなぜ、オッパイにリボンを収納したりオッパイにネクタイを収納したりしている変態どもに先輩ヅラされてきたのか。なぜ、その逆は起こらなかったのか。現代のキヴォトスに広がる萌えとエロの「胸囲格差」を生み出したものとは。2.5周年にわたるキヴォトス史のダイナミズムに隠された壮大な謎を、進化萌物学、萌物地理学、文化萌類学、萌語学など、広範な最新知見を縦横に駆使して解き明かす。

そして本編は、ある先生による、ひとつの問いかけから始まる。

「C&Cのアスナやエンジニア部のコトリは、たわわな巨乳を発達させてオッパイにリボンやネクタイを挟み込んだが、ゲーム開発部には彼女たちのものといえる乳がほとんどない。それはパク・ヨンハの性癖だろうか?」

先生の投げかけた疑問は、わざわざ一冊の本を書かなければ答えられないものなのか。
そんなわけないだろ。
いやそれだとここで終わってしまうから一旦そういうことにする。
最も一般的な回答は、生物学的差異を持ち出すものである。
多くの巨乳派心理学者たちが、何十年もの間、貧乳派オタクは、巨乳派オタクより先天的に小児性愛者傾向が高いことを示そうとしてきた。しかし、よく知られているように、彼らの比較研究の対象となった人々は、生まれ育ったインターネット界隈やアニメ履修遍歴が大きく異なっていた。そのため、そうした立証の試みは未だ成功していないし、なんやかんやロリコンじゃない自称貧乳好きがそこそこいるので仮説レベルでも矛盾している気がするから多分間違いである。
それでは、これに代わる説明は、どのようになされるか。
直接の要因については、既に明らかになっている。
つまり、「銃」「可愛い」「青春」をはじめとする萌え要素=シナリオ力やエロ力の向上をもたらす萌え要素を、ある生徒は多めに詰め込まれた結果体の一部をムチ❤︎ムチ❤︎と発達させたし、ある生徒は詰め込まれたものを完全に吸収した結果全く発達させることがなかった。
これに対し、究極の要因は未だに明らかにされていない。
もちろん、われわれは、貧乳がステータスであり希少価値であると教えられてきた。
しかし、「貧乳を気に病む貧乳キャラの健気さに萌える」などと宣う似非貧乳派がインターネットの最下層で暮らすのを、我々は今でも日常的に目にしている。
これについても、「弱い女」像を求める彼らの倫理的欠陥のせいであり、女の子の「貧乳である」という肉体面の魅力と「コンプレックスを抱えている」という精神面の特徴の間には何らの必然性も同一性もないのにもかかわらず安易に両者を結合させている頭の弱さのせいでもあると教えられてきた。
乳ぢち(ちちぢち)のあいだには歴然と、こうしたちがいが存在している。
それはなぜだろうか。
われわれは、その理由を考えなくてはならない。


プロローグはなんかそんな感じで、後はキヴォトス人の乳の発達のバリエーションについて800ページくらいにわたって論評している。
元ネタを40ページも読んだ俺が言うんだから間違いない。
諸賢の考察の材料となれば幸いである。
ところで皆さんは誰の乳が一番好みですか?
ボクは月雪ミヤコさんです。


ちなみに、攻略wikiによると、この大ベストセラー『銃 可愛い 青春』を貰ったときに特に喜ぶ生徒は以下のとおりだそうだ。

月雪ミヤコさんがこんな本を貰って喜ぶわけないだろ。
いい加減にしろ。


(補遺)
「貧乳にコンプレックスを抱えてるのが可愛い」←浅い。

貧乳それ自体を愛せよ。

美少女アニメでよくある「巨乳キャラを羨む貧乳キャラ」みたいな展開、もうやめにしませんか。

……いや……

でもその後で乳を盛ったり育乳を試みたりする展開は萌えだしな……


やっぱりやっていいです。
やってください。
よろしくお願いします。

この記事は日本萌学会7月アドベントカレンダー企画予備日8月14日の記事でした。

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