Eminem 「Godzilla ft. Juice WRLD」和訳・解説・雑談

拝啓♡ 日本萌学会の手札事故です。

なんか最近(2021年7月2日現在)ゴジラSPとかいうのがやってたらしいですね。脚本が円城塔なので観たかったのにアマプラ派なので配信に来なくて泣いています。

ところでエミネムの最近め(2021年7月2日現在)の曲にゴジラというのがあるんですけどインターネットにはどうにもガバガバ和訳ばっかりでハードルが低いと思ったので末席を汚します。

普段このように句点をちゃんと打つタイプの文章をものしていないのでだんだん文体がツイッターになっていきます。いつものことでござい

¡Vamos!


公式MV

公式歌詞MV


はじめに

・エミネム 神ラッパー 別名Slim Shady(胡乱ガリ男) 嘘字幕で色々教えてくれる人

・ヒータャリングうんぬん言ってんのにコラボ相手のJuice WRLDとかいうの名前も読みにくいしフック(サビ)しか歌ってないじゃん→急逝したからね しかたないね Juice WRLDを馬鹿にするなよ 覚悟できてんだろうな

・しょうがないんだけど大量の卑俗語が日英問わず出てくることになるので苦手な人は絵だけ見て帰ると吉です あと運営さんBANはしないでください 頑張ったんです 引用マナーの観点から原詞を伏せ字にはあまりしたくない

・間違いのご指摘やより良いなんかへのご提案はツイッターhand_accidentでお待ちしております 特にUSラッパー事情やギャング事情に詳しくないのでそのへん助かります

・絵です 描きました

・あとこの記事はめちゃくちゃ長いです。書いたり休んだりを繰り返して半年かけました。それでも未完成です。

・具体的には「#」で囲ってある行はこれからなんか書くことのメモです 終盤になると消しきれずに出てくる そんなことある? アドベントカレンダーに間に合わなかったんです


ごめんね


ほんへ

Ugh, you're a monster!

「この、モンスター(クソガキ)!」

子供を叱る文脈でmonsterというと手のつけられないいたずらっ子のことを指すらしい。

一行目から解説という名の脱線をかましていくぞ、まだ歌始まってないやんけ、いいえ。歌のほうが始まる前からアクセル踏まれてあるのでついていく。

エミネムさん家庭環境どうにもやばかったらしくて、屈折した(断罪|懺悔)ソング「Cleanin' out my closet」というのがあって、聴くといい。"I'm sorry Mama, I never meant to hurt you"「ママごめんなさい、傷つけようと意図(おも)ってなんかなかった」で挟める内容じゃなくてすごい。

1st verse

I can swallow a bottle of alcohol and I'll feel like Godzilla

アルコールは瓶ごと嚥(の)める

そしたら、気分はゴジラ

エミネムの押韻って本当にすごくて、何がすごいかというと量と柔軟さと複雑さなんですね。

そもそも韻を踏むとは何かから行くか。ここ(ラップ)では子音や母音が同じフレーズを繰り返すと強く聴こえることです。大体母音のほうをいう(「子音踏み」という単語がわざわざある)。ラップに限らんな。詩全般です。ところで歌詞も詩で、J-POPもサザン以降やるようになった。「吉幾三のほうが先」了解。

この一行で "swallow a" "bottle of" alco"hol and I'll" ... "Godzilla"の四回踏んでる、というかこの一行に限っては韻を構成してないところのほうが少ない。で柔軟さというのがこのなんだろう、単語を自由に跨ぐ、代名詞とか前置詞とかすらまたぐ、またぎながらかっちり異常語彙で異常踏みする。すると何が起こるか。歌詞の区切りとメロディーの区切りがずれる。ずれます。このズレを前にしたり後ろにしたりすると(えっちやね)「えっちやね」グルーヴです。聞き心地の良さが生まれる。

複雑さについてはあとで言う。 なんだっけな メモ 韻の発展や組み換えの技術がやばい rhyme schemeでググると時間を潰せる

Better hit the deck like the card dealer
伏せ(hit the deck)な、山札をめくり(hit the deck)な

「トランプのディーラーみたいにhit the deckしたほうが身のためだ」て訳出じゃわかんねえんだよな、意味が。

確かにブラックジャックはヒットっていうね。カード追加するやつ。

こういうダブルミーニングって強いんだけど曲の初っ端からぶちかますのは少し掛かり気味でしょうか、いえ、エミネム、彼の脚質にはあっていますね。

「俺はGodzilla危ねえから伏せろ」という内容をダブルミーニングを介して"card dealer"と踏める単語に持っていくの器用だな。このくらいはプロのラッパーみんなやるんだろうか そうではない。裾野重点。

godとcardは別に踏めてないんだけど踏めてるように聴こえるうえにこのあとすごいことになる。

better do はyou had better doの略で「~したほうがいい」の意味なんだけれど脅迫のニュアンスがあるので以降単に命令形で訳します。

My whole squad's in here, walking around the party
うちの連中は全員来てて、パーティーをうろついてる

分詞構文。

"squad's in here"で"Godzilla"と踏もうとするのパワフルがすぎる。"walking a"roundも踏めてるし、なんなら次文と融合した "party. A" って先述の"card dealer"と踏んでる。すでにあたまがおかしい

A cross between a zombie apocalypse and big Bobby "The Brain" Heenan which is probably the same reason I wrestle with mania
まるでゾンビ・アポカリプスと偉大なるボビー・”ザ・ブレイン”・ヒーナンを足して二で割ったみたいなやつ
多分そのせい レッスルマニアじゃないが躁鬱(マニア)とがっぷり四つでレッスル

a cross between A and B:AとBを足して2で割ったような物/人 って辞書に書いてあるんだから仕方がないだろ、もともとめちゃくちゃな文だけどそのめちゃくちゃさにスッとフロウ(ラップにおいて歌い方や節のことです)とライム(韻)の二本の筋が通って、アクロバティックかつ力強い語りになることですね。

もうこっからは何が何と踏んでるとか数えるのやめるよ 多すぎる このあともフックまで死ぬほどGodzillaと韻を踏みます。

ボビー・ヒーナンはアメリカのプロレスラー・マネージャー・コメンテーターで、数々の名ヒール(悪役)の横で色々やったことから「史上最高の悪徳マネージャー」と呼ばれたらしい、知らんかったなあ プロレスは疎い

「魔王ラプソーンと超巨大地震を足して二で割った」「ラオモト・カンとオカルトアンダケインを足して二で」みたいな例えなんだと思う 災厄級のエネミー

レスラー(wrestler)の名前のあとにwrestle mania(躁鬱病と格闘する)とくるもんだ おしゃれ

ボビーの所属したWWEというプロレスリーグの大会/番組にWrestlemania(レッスルマニア)ってのがあるらしい

ちなみに日本語でも英語でも躁鬱病/maniaというのは病名として避けられるようになってて、今は双極性障害/bipolar disorderというらしいね なんでもいいけど

Shady's in this bitch, I'm posse'd up
このカス野郎にはShadyが入ってる
軍団を率いてる

英語のbitchと日本語の「ビッチ」ってかなり意味がズレてきてて、前者は現在では例えばこのように男性を示すこともできる、まあもともとは”雌狐”だからいまや世界中に跡形がない 後者はslutとかhoeとかって言うんだっけ 俺も最新のやつはよく知らん

実はSlim Shadyというのはエミネムさんの別名であると同時に「設定」らしくて、ラッパーをやるために捏ね上げたキャラらしいのよね リングネームみたいなもん 平凡ないじめられっ子にスリム・シェイディーのラッパー・ソウルが宿る!ゴウランガ!フジキドみたいなもん

posse自体はポッセとカタカナ化されて日本語ラップにも来てる ”仲間”

homieとかclueとかそんな感じ ただ動詞としての用法はしらんかった

posse upで 群れる/一緒になんかする(とくに報復) ということらしい

スラングとか調べる上ではUrban Dictionaryとかいうのがマジで有用

Consider it to cross me a costly mistake
邪魔するなら間違いだ 高く付くと思え

まだGodzillaと韻を踏み続けています どうかしてる

ゴジラ韻 "-o(広短)-i(強/弱)-a(弱)" と並行してShady韻 "a(長)-e(長)/i(弱)" が繰り返されています 異常スキル "Brain Heen"an " same reas"on "mani"a "Shady" 異様なリズムの良さが生じている こっからも続く

ぼーっと聴くとただ心地いいだけなのにすごいことやってる

ここのitは形式目的語ね consider O C で「OをCと思う」ここのOに長いto不定詞句が入ってるのでitで受けてから展開してる形 高校英語の復習はいいか? 目的語2つがイコールの関係になるやつは第5文型だ

If they sleepin' on me, the hoes better get insomnia, ADHD, hydroxycut
俺が口だけ?ビッチ、寝てんのか?
不眠症とかADHDとかハイドロキシカットとかになっとけ

そこに"Shady"の流れでmis"take if" "they sleep" "get in"somnia "AD" "HD"が織り交じる

"on me, the" in"somnia" hy"droxycut"はゴジラ韻

sleep onの意味知らなかった 「マジでやるとは信じてない」ということ 圧縮率高いねえ

ハイドロキシカットは向こうのダイエットサプリみたいなやつらしいです カフェインがすごい入ってるらしい

すなわち「sleep on meするやつはsleepできないようにしてやるよ」ってわけか

スマートに訳せねえ

Pass the Courvoisier (Aye, Aye)
クルボアジェをよこせ(エイ!エイ!)

クルボアジェ 高えコニャック こんにゃくではない 高い酒

エイッエイッは助走です むんって言え いいえ そうなったらよかったね ワンツーワンツー

これから恐ろしい畳み掛けを味わうのだわ

In AA with an AK, melee, finna set it like a playdate
アルコホーリクス・アノニマスにカラシニコフ
Playdateのゲームみたいに近接乱闘する

こっからサビまで無限にエイエイ言ってる 時々イーイー言う すげえエミネム節で落ち着く

RAP GODの前半のpacking a mack in the back of the Ac backpack rap, crap, yap-yap yackety yack とかいう呪いみたいな箇所を思い出す そういうことやる人なんすよ 絶対に文が崩壊するレベルで韻が踏まれる場所ですら内容を通す怪物

AAはアルコール依存症互助会なんだけど無茶苦茶なことを言うね 韻のはずみで

ゴロの良さで全てを押し通す異常者 まあ酒飲んで暴れる歌だし これ

meleeこれも知らんかったね スマブラみたいな感じ

playdateは名前忘れてたけど画像検索したら思い出した そんなん発表されてたな、令和のゲームボーイ

Better vacate, retreat like a vacay, mayday
辞めときな 休暇だ 撤退 メーデー!

vacateは法律とか政治とかで、retreatは軍隊とかで出てくる単語

ここまでもそうだったけどエミネムさん割りとあらゆる英語の中を縦横無尽に飛び回って難しい単語ジャカジャカ使うから勉強になる

This beat is cray-cray, Ray J, H-A-H-A-H-A
ビートが"ヤバのヤバ"だ、Ray J! ハ・ハ・ハ

cray-crayなんか諸説あるっぽい 私はcrazyの畳語説が好き

Ray Jはラッパー 色々因縁があるらしくて他の曲にもよく出てくる

ハ行のカタカナの間に中点打つとフルへっぽい

エイエイ部分の途中に挟まる"retreat"とか"this beat"とかイーイーした単語の曲中初出はどこかというとShad"y's in" "this bitch"なんだねえ、遠いじゃん、偶然?いいえ

ちなみにエイエイのエイとイーイーのイーを組み合わせるとShadyになります、偶然?いいえ

こういうことやるんだよこの神は 神がよ

Laughing all the way to the bank, I spray flames
濡れ手で粟でゲラゲラ口から火炎放射

分詞構文

laugh all the way to the bankの直訳は「銀行への道中ずっと笑う」なんだけど「楽に金が儲かって笑いが止まらない」というイディオムらしい

They cannot tame or placate the
あいつらでは手玉に取れもしない この

テイマーのテイムね「飼い馴らす」

placateもなかなか難しい単語で「なだめる」

ここの「テイマpレイケッダ」のリズム本当に好き

フック

monster
モンスター

ヒップホップではサビのことをフック(hook)といいます みんなで歌えるように耳に残るようにキャッチーに作られがち

この曲のフックは故Juice WRLDが歌ってます。読み方はジュースワールド

エモラップというのの偉い人 19歳で夭折 ままならんの

You get in my way, I'mma feed you to the monster (Yeah)
邪魔者はモンスターの餌だ (yeah)

(get in | stand in | get into | obstruct )A's way == Aの行く手を阻む

feed "you"がすっ飛ばされてる和訳多くない?「モンスターに餌をやる」よりは「(お前を)モンスターの餌にする」 のほうが意味も通ると思うんですけど 第4文型SVO1O2のO2に人称代名詞が来てるからSV O2 to O1にしてるやつだろ feed O1 O2は「O1にO2を食わす」

I'm normal during the day, but at night, turn to a monster (Yeah)
昼は普通、夜は豹変(かわ)る モンスター (yeah)

それは人狼なんよ 序盤だし霊ロラでいいでしょ

When the moon shines like Ice Road Truckers
月がアイス・ロード・トラッカーのように照らせば

アイス・ロード・トラッカー 銀世界をトラック野郎が馬鹿でかいトレーラーで走る番組 観てみ 結構いい

月の輝きを轍の遺る北極圏の氷原に例えるだけでも満点にエモいのにさらに仕掛けがあって、moonshineというお酒が存在します。お酒の曲だから掛けてると思う

これが何かというと無熟成コーンウィスキーのことで、密造酒の代名詞にもなっている

山の中で月明かりを頼りにこっそり作られたことが語源で、独立戦争後ウィスキーに重税が課されたときだか密造酒をシノギにイタリアンマフィアが跋扈した禁酒法時代だかに言われ始めたと言われている 時期がはっきりしないな

ナショジオの「潜入! 暗黒産業」シーズン2「酒の闇市場」のブートレグがインターネットにあるので観ゴホゴホ とりあえず「ロスコ兄貴」でググると具体的に何がとは言わないがいい動画がある 長いけど見入っちゃう あれがムーンシャイン 宗教的あるいは歴史的な要因もあってアメリカの酒税は州にもよるけど度数が高ければ高いほど法外に膨れ上がるので、ビジネスチャンスというわけです まったく刑法は行為とコストのカタログだ

モンスターとムーンシャインといえば、monstrous moonshineという数学用語があって、あるんかい

数学って広くて基本的に関わりのない分野同士は全く関わりがないんだけど、あるとき無関係だと思われてた群論の「モンスター群」と数論とかのモジュラー函数「j-不変量(など)」が食パン加えて曲がり角で交通事故しちゃった、しちゃったことを指すっぽい(ざっくり)

英語とかでは月って狂気の象徴とされてて、前述の狼男も満月で変身するし、lunatic「頭が狂った」と同様に「バカバカしい空想/与太話」という意味もmoonshineが有していたのでそういう名前がついたらしい

まるでラップだな(韻のはずみで森羅万象一切合切に言及できるのでデペイズマンというか「狂気的な」出会いが起こる)

ラッパー結構辞書読むからワンチャン数学も……というのは全くmoonshineだけどそこ省いてもこれら全部を訳に反映できる技量は、ナオキです だからここで長々と解説を挟む必要があったんですね(メガトンコイン)

I look like a villain outta those blockbusters
まるでその手の映画から来たワルモンさ

villainというのは悪役です バイキンマン、クッパ、ロケット団、管理者D そんな感じ

blockbusterというのはblockをバスターできるものなんですけどここでいうblockとはストリートとアベニューに囲まれた街区です 京都市内とか札幌とかをイメージしてくれ ドカン それをドカンといっぱつ吹き飛ばせる威力という爆弾の名前だったところ転じて「大予算のつぎこまれたヒット映画」の意味になった 水爆の威力になぞらえてビキニ環礁の名が借りられた水着みたいな話ね マヤノトップガンマイクロビキニ部、いいえ

thoseはthatの複数形なので(中学英語)、「その手の」とは訳したく、なかった、が、しかしだ、語感や風水の話が、数秘術や星回りの話がある そういう敢えて誤訳を選ぶ瞬間というのはこの上ない敗北を感じることですね シャドウバースで負けるよりzillion倍悔しい

Godzilla, fire spitter, monster
ゴジラ、火を吐く、モンスター

spit は「(唾・痰)を吐く」であって、普通ドラゴンとかそれこそゴジラとかが火を吐くのは"breathe"なんすよね なんらかのニュアンスは感じるがそれを訳に反映する膂力どころか解説として言語化するパワすらなかった ゆるぼ

私としたことが完全に失念していて、spitには「ラップする」という意味があります いや日本語ラップにもインストールされている語彙でどうして頭から消え失せることがある 普通の辞書にも載ってんのに 多分ゴジラにイメージを引っ張られすぎたせい

Blood on the dance floor, and on the Louis V carpet
血がダンスフロアに、ヴィトンの絨毯に

coups(クーデターのクー)とかもそうだけど近代以降におフランスからやってきた英単語というのはそれっぽい読みをされた結果ものすごい難読になることがある 子音は消し飛び、母音はドロドロに溶けます Louisはルイなのよ 気をつけましょう 今まで出てきた単語で言うとCourvoisier(クルヴォワズィエ)もそうね

Fire, Godzilla, fire, monster
火を噴けゴジラ、火を噴けモンスター

fireって動詞用法あったっけと思ってwiktionaryを調べながら「解雇する」を高校英語でやったなあと思い出した 果たして、基礎単語特有の夥しい数の意味に襲われて即死

こんだけ意味あるんならまあ一個くらい「火を付ける」とか「火を吐く」とかがあってもいいでしょ 間投詞としては「火事だ!!」だしな ところでこういう歌詞和訳ネット記事で文法解説してるページほんとうに希少だよな 文法もわからんでやれるほど英語は簡単ではないがな 特に詩は

語学を無礼(なめ)るなよ

サーセンw

Blood on the dance floor, and on the Louis V carpet
血がダンスフロアに、ヴィトンの絨毯に

and on the はfloorにかぶせて歌われてあるのでよく聴いて ヒトカラ殺しか?

ここで私が伝えたかったのは、英語版ウィクショナリーはわりあい治安が引き締まっていて有用めなオンライン辞書だということです ただ英単語引いたときのあの英英辞典特有の晦渋はなんだ それ以外は単にグーグルを以てググるより大抵マシ


2nd verse

I'm just a product of Slick Rick and Onyx, told 'em lick the balls
おれはSlick RickとかOnyxとかのキッズだから「しゃぶれよ」っつったり

just a product ofどう訳そうか迷ったけどこれでいいかな 「聴いて育った」ということだとは思う

Slick Rickのlick the balls(キンタマ舐めろ)という曲の引用

古き良き感があっていいですね

Had 'em just appalled at so many things that pissed 'em off
色々真っ青にさせてたりしたら逆にツラ真っ赤になっちゃった

appall ギョッとさせる

piss offって多義らしくってめんどくさいな まあここでは「(誰か)を怒らせる」だろうけど

うわso that構文だ懐かしいな 君たちもやったはずだ

It's impossible to list 'em all
ってな話は数え切れないし

私いじけちゃうし

itは形式主語 この形はよくみるやつ 「(それら全てを列挙するの)は不可能だ」

And in the midst of all this
そういうのの真っ最中に

英語、midstとかsixthsとかそういう発音しにくい単語がときどきあってすごく困る

どうしてんだろうな実際 midstは/mitst/で押し通すとしてsixths/siksθs/をどうすんだよ /sikts/でいいか?「"6番目"を複数形にするシチュエーションってなんだよ」って思った人は反省してください 序数詞には「~分の1」という意味もあり分数をやるときに5/6はfive sixths 1/11はone eleventhという ここでsecond, fourth は代わりにhalf, quarterという

I'm in a mental hospital with a crystal ball
俺は精神病院で水晶玉持って
Tryna see, will I still be like this tomorrow?
覗き込んで占ってる 「明日もこのままか?」 って

水晶占いで「未来を見る」のはsee the future 案外そのまま

tryna は字面でわかったかもしれんけどtrying toね こういうの時々あってfixing toがfinnaだったり want to → wanna, (have) got to → gotta, out of → outta, going to → gonnaあたりは有名だけど知らないと爆発する

Risperdal, voices whisper
リスパダール、ささやき声がする

リスパダールというのはリスペリドンの商品名、ドーパミンとかセロトニンとかの受容体に拮抗することで不安感や緊張それから幻覚や妄想などが抑えられる精神薬 だいたい統合失調症に対して処方される 小児ASDの易刺激性に対しても出されることがあるらしい 双極でも出んのかな出るらしい

ささやき声、多分幻聴なんだよな キツい歌詞やでほんま

My fist is balled back up against the wall
「壁に向かって拳骨を握る」

拳が壁にむかってなんかしてる以上多分壁殴りなんだけどto ball back up against sthの意味が本当にわからない ball が動詞で使われてるところ初めてみたし わからん

urban dictionaryも釈然とせん balled upしかかからないし

back はおいといてball upは「を丸める、(拳)を固める」「を混乱させる」らしい

普通に受動態かこれ

実際にウィスパーボイスでラップしてるところはこのへんまでなのでとりあえずカッコで括った アドバイス求む

Pencil drawn, This is just the song to go ballistic on
鉛筆で描く、この曲でめちゃくちゃ怒らせる

pencil drawnはこっち側にかかる分詞構文だと思うんだけどちょっと解釈に困っています

pencil is drawn and this...って復号できるんだけどdrawにはpencilを目的語に取るような意味がなくないか 引き寄せる?これがdrawn with pencilだったら何も迷わずに「この曲を鉛筆で書く」って訳すんだけど もしくは前の文に掛かって「拳骨を壁に振り下ろす代わりにペンシルを握って」って意味か?たすけてー

閑話休題

ここのgoはbecomeと同義 ただこの第2文型SVCのgoは「なってしまう」ときに使う

go bad(腐る)、go extreme(極端に走る)、go mad(怒る)、go crazy(狂う)、go bankrupt(破産する)、go astray(道に迷う)、go flat((タイヤが)パンクする)

come true(実現する)、come right(正常化する)、come alive(生き返る)と対極ね

ballistic:弾道(学)の、(俗)カンカンに怒った

この手の歌詞解説の記事ではあまりみない文法用語がちょくちょく登場しているのは、それが必要だからです。特に5文型については苦手な人も多いだろうからあれなんだろうけど「単語よりも文型/構造のほうが饒舌」なことがあり、日本語でもそれがなかったらあれがあれするみたいなこういうやつをこういうかんじにそうこうできない 。やば

文型自体が助詞ぐらい喋るってことを喋る前にちょっと時間と紙面を取ります 復習の時間や


第一文型 SV 目的語をとらない → 「自己完結動作/存在/移動」

【自己完結動作】

He smiled.(彼は笑った)

Voices whisper.(声が囁く)

【存在】

It still remains.(現存する)

Therefore I am.(故に我あり)

【移動】

I made for the hotel.(私は病院へ向かった)

Get out right now.(今すぐ出ていけ)


第二文型 SVC 補語をとる自動詞 → 「S=C/S→C/知覚」

【S=C】

I am a pen.(私はペンです)

The research turned out to be wrong.(その調査は間違っていた)

【S→C】

You'll make an excellent engineer.(君は優秀なエンジニアになるよ)

Finally all the audience got bored.(最後には聴衆全員が飽きた(boredになった))

【知覚】

I smell bad.(臭い匂いがする)

I feel so good.


第三文型 SVO 目的語が1つの他動詞 →「(いろいろ)」

He made a book.(彼は本を作った)

I'mma get mo' chedda(もっと現ナマを手に入れる)


第四文型 SVO1O2 目的語が2つの他動詞 →「O1にO2をあげる」

Alice made Marisa a brownie.(アリスは魔理沙ブラウニーを作っ(てあげ)た)

Dad got me DX Nichirin sword.(パパがDX日輪刀を買ってくれた)


第五文型 SVOC 目的語と補語をとる他動詞 → 「O=C」

Make me King.(俺にしろ) me = King

You got me mad now.(歪みねぇな今お前は俺怒らせた): me = mad

Consider it to cross me a costly mistake.(俺を横切ること高く付く間違いだと思え): it(= to cross me) = a costly mistake

【特殊例 Cに動詞の原形を取れる知覚動詞/使役動詞】

I saw you see me.(俺はお前俺を見たのを見たぞ) you =(did) see me

That guy is always making me clean his room.(あいつはいつもおれ部屋の掃除をやらせてる) me =(do) clean his room


おつかれさまです まあ何が言いたいかというとgetとmakeが全てに出張しているということですね なんとなくゲットとかメイクとかって思って読むと「get the wallet stolen(盗まれた財布を得る盗まれる)」「make a good wife(良き妻を作る をメイクするになる)」などで致命的な誤読を起こすことになる 怖いねえ 恐ろしいねえ 参考書を引っ張り出しな 高校英語文法までを修めると辞書片手に(ここ数百年くらいの)英文が大抵読めるようになる まじでお得

なんの話してたっけ 「単語よりも文型/構造のほうが饒舌」な例か

超多義語って基本の意味を無視したようなまるで別の単語みたいな意味が生えたりする make(Ⅰ移動する)とか じゃあ全部覚えないとだめかというとこれは文型から予測できることなんですよね 第三文型を除く他の4文型は大体動詞の意味の方向性が絞られる

例えば主語+知らん動詞+目的語+形容詞って並んでたら「主語が目的語を形容詞にする」とか「主語は目的語を形容詞であると(知らん動詞)する」とかって推測がつく 第五文型なので

例えば主語+goのあとに何故か全くわからないけれど形容詞が来てたら「である」「になる」「と感じられる」の3択くらいに絞り込める 第二文型なので

そういうふうに使えます そういう話がしたかった 長くなったね

まだまだ続きます トイレとか行っといたほうがいい

You just pulled a pistol on the guy with the missile launcher
(言うなれば)お前はミサイルランチャーをもった奴にピストルを突きつけたんだ

余談が長すぎたから忘れてるかもわからないけど一応さっきのballisticがダブルミーニングというか、”弾道の”から連想して銃火器の話をしてる 全米ライフル協会もニッコリ

ballisticってballista(バリスタ)が語源なんだね バリスタ、トレビュシェット、マンゴネル、オナガー、破城槌……大型古代兵器には夢がある みなさんには夢がありますか?夢というのは欲望の口触りのいいエイリアスだ

I'm just a Loch Ness, the mythological
俺はネス湖のやつ、神話上のモノ

固有名詞にaが付くと色々なことが起きる

a Tanaka(田中家の者), a Toyota(トヨタ車)

a J.S.Bach(大バッハの曲), He's a Mozart.(彼はモーツァルトみたいな人だ)

これ読んでて面白かった

数時間調べても地名に不定冠詞つけたとき何が起こるかというのを探り当てることができなかったので、とてもつらい

雰囲気で訳さざるを得なかった 意訳はガチガチの直訳ができてするものだぞ

何を落として、何を優先するか、訳した先の言語でほどほどに自然な表現とするために大意と力点を変えずにどこまで撓められるかが勝負なんだからさ すまんかった

the + 形容詞はこれは自信ある 複数名詞化するのよ the rich are...(富裕層は...だ)

the 形容詞

the rich(金持ち)、the Japanese(日本人)など、「the 形容詞」は「〜な人々」だと思っていたが、そうでもないらしい。 以下、インターネットのいろんなサイトより。 ●人だけでなく、コトも表す The most important is yet to be explained. (最も大切なことがまだ説明されていない) He takes a great interest in the supernatural. (彼は超自然的なものにたいへん興味を持っている) The task approaches the impossible. (その仕事は不可能に近い) He always states the obvious (彼はいつもわかりきったことを言う) ●「the 形容詞」の単複 ・複数普通名詞となる場合 those who are・・・、・・・people(・・・の人々)の意味。 The rich (=Rich people) are apt to despise the poor (=poor people). (とかく金持ちは貧乏人を軽べつしたがるものである) The old (=Old people) often cannot understand the feelings of the young (=young people). (老人には若い人の感情を理解できないことがよくある) *形容詞的に用いられた現在分詞・過去分詞も同じように「~している人々、~された人々」の意味を表す the dying and the wounded (死傷者) ・単数普通名詞となる場合 the person who is ・・・ (・・・の人)の意味を表すが、the accused(被告人)、the deceased〔dead〕(故人)など特定のものに限られ、単数扱いになる。 The judge told the accused(=the accused person)to stand up. (裁判官は被告に起立するように言った) The deceased〔dead〕was a strong but kind man. (故人は強い人であったが優しい人でもあった) ・抽象名詞となる場合 what is ・・・(・・・のもの)の意味で、これも単数扱い。 t

英日翻訳の要諦

うわ はい ごめんなさい

今回は同格と解釈しました I'm で始まってるし単数だろうよ

Quick to tell a bitch screw off like a fifth of Vodka
カスに失せろ(screw off)って言える
ウォッカ四合瓶を開栓(screrw off)するくらい素早く

screw offは自動詞だと fuck offと同じで「どっかへ消える」、他動詞だとそのまま「(蓋や栓)をあける」なんだよね 今回はlikeが接続しているので自動詞だが読み取りがむずかしいな

"a fifth"は多分750ml(757ml)ボトルのことでいいんだよな

ワインでよく見るサイズ

sixthsのときに分数の話をしたと思うけど同じように「1/5ボトル」です なんの5分の1かというと1(米国液量)ガロン ガアァッ ほんとうにヤーポンはまじでいつもそういう感じだ かくなるうえは尺貫法で対抗する他ねえな といっても日本酒とかでおなじみの四合瓶って720ml強だからちょっと少ない 知るか

When you twist the top of the bottle, I'm a
ボトルの蓋をキュッとひねってくれたら 俺は

ボトルの蓋って"the bottle top"っていってもいいらしいです ただ"the top of the bottle"にするとtop of とbottleで踏める 嘘だろ? まじで


フック

monster
モンスター

バケモンだろ

繰り返しなので茶々を入れない

You get in my way, I'mma feed you to the monster (Yeah)
I'm normal during the day, but at night, turn to a monster (Yeah)
When the moon shines like Ice Road Truckers
I look like a villain outta those blockbusters
邪魔者はモンスターの餌だ (yeah)
昼は普通、夜は豹変(かわ)る モンスター (yeah)
月がアイス・ロード・トラッカーのように照らせば
まるでその手の映画から来たワルモンさ

(踊っている)

Godzilla, fire spitter, monster
Blood on the dance floor, and on the Louis V carpet
Fire, Godzilla, fire, monster
Blood on the dance floor, and on the Louis V carpet
ゴジラ、火を噴く、モンスター 
血がダンスフロアに、ヴィトンの絨毯に 
火を噴けゴジラ、火を噴けモンスター 
血がダンスフロアに、ヴィトンの絨毯に 

そういえばヴィトンといえばさあこういうニュースがあったじゃん

市松模様訴えて敗訴したやつ

めちゃくちゃ笑顔になっちゃったよね

>>2017年、ルイ・ヴィトンは38,000件以上の反偽造品に関する訴訟手続を世界各地で実施し

そんだけ数やってたら雑にもなろうけどさ というかルイヴィトン公式サイトPCから見ると画像デカすぎてめちゃくちゃ不格好ね さすが洒落がきいてますね よっ世界的デザイン

でもこの企業さ

こういう態度でこういうことやってくんのよね 多分裁判やってたら袱紗と同様に勝てた可能性もあるけどその前に美術館が萎縮してもうてん

はーーーーつっかえ まじで文面失礼だしな 民事に持ち込むにしても費用負担は相対的に向こうが圧倒的有利やし そういうのスラップ訴訟っていうんだわ 嫌がらせが目的になっていないだけで まるで悪意のない災害 蝗害 どっちがサバクトビバッタやほんま

これらを知ると公式サイト戻ったときに「どの口で言うてんねや」思うよな

まあ偽造品に悩まされてんのは可哀想だけども んにゃ 知らん 真正性はブランド名とか金とか訴訟とかじゃなくて商品の質で示さんかい 虚業言われるで

まあヴィトン嫌いすぎて一周回って好きなので、

こういうことをやったりした 別に私はこれで儲けたりしてるわけでは毛頭ないので訴えるのは得策ではないと思います

伏線回収ね 値段相応に頑丈な革細工という点は好き 手の届く値段ではないしデザインの趣味が私を客層としていないのでコピーを含めて買うことは当分ないけど

今更ながら歌詞の全文を転載しているこの記事ですが解説という名の与太話の文量のほうを圧倒的に多くすることで引用の条件のうち「引用以外が主であり、引用部分が従である」ことを量的な面のみ満たそうと努力しています 質的な面はあれよ これ解説記事よ 無理でしょ 金払いに行くか 明瞭区分性と出所明示と無改変についてはできる限り頑張っている


3rd verse

If you never gave a damn, raise your hand
ガチでくそどうでもいいってやつは挙手

do not give a fuck/shit/damn (about) = do not care/mind (about)

興味ない/気にしない/どうでもいい

お下品な単語が含まれている英語の邦訳って「クソ」に頼りがち

最近はカタカナ語としてのファックが定着してきたからそこまで大変でもないのかもしれないけど純粋に非横文字日本語(和語・日本語漢語)で性交渉そのものにあたる単語が罵倒の間投詞に転用されてるところみたことないな まぐわい!逢瀬!交尾!うまぴょい!迫力がないな

「ジジイのファックより気合が入ってない」は膾炙してるけど元ネタがフルメタル・ジャケットなんだわ

新語でよければ太鼓の達人プレイヤーの一部で生み出された「ちんぐりまんぐり」ということばが両性を等しく罵るので気に入っている どことない間抜けさがたまらん

ところでdamnという単語なんだけどfuckより強い卑罵語かつ宗教的な語だけあって日本語に訳しようがない クソに頼ることになる うーん カタカナ語にもガッデムくらいだしな

I don't give a fuck about thatだわ

'Cause I'm about to set trip, vacation plans
ケジメつけ(set trip)てやるつもりだから 旅(trip)だな ヴァケーション計画だ

set tripは最初ヤクのトリップを味わわせるみたいな意味だと思ってたけど全然違ったね

どうも仇討ちみたいなニュアンスがあるみたい あら物騒ね 今更か

I'm on point like my index is, so all you will ever get is
人差し指で狙ってるからお前にくれてやれるのは

index (finger) 人差し指

the fingerだいたいファックサイン

getとかtakeとかを直訳して不自然なときは意味そのまま主客を入れ替えるといいって習った

the motherfuckin' finger (Finger), prostate exam ('Xam)
突き立てたクソ指(指) 前立腺検査だ(検査)

無礼とるやつには 舐めとるやつには ケツの穴から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせ節

前立腺検査確かにケツに指ぶちこむけどラップの中で歌える単語じゃないよなあ

How can I have all these fans and perspire?
どうしたらこんなにファンがいて汗をかくことになる?

How can that be?(そんなわけないだろ) How can I but feel sad? (悲しくないはずがない)みたいな反語的用法があるらしいが訳に組み込めない

perspire 発汗する を「興奮する」と解釈してる訳と「焦ってる」と解釈してる訳とが見つけられたが正直どっちかはわからないな わからなくてもごまかすことはできる

Like a liar's pants, I'm on fire
嘘つきのケツみたいに火がついて今俺がアツい

Liar, liar, pants on fire「嘘ついたらお尻に火がつくぞ」という童歌があるらしい

on fire アツい、イケてる、キテる、ヤバい と掛けてる hotとかlitとかと同義

be on fire(火にくべられてる)から汗かいてるというギャグも見て取れる

And I got no plans to retire and I'm still the man you admire
引退する気もないし未だお前が憧れる男だ

exam から fans pants plans manと踏みながらperspire からliar fire retire admireと踏むの自在すぎる こんだけ踏めたら楽しいだろうな まあこのあともspazzin' handsome passin' handとやっていく

These chicks are spazzin' out, I only get more handsome and flier
あの女どもはキレ散らかしてるが俺はますますハンサムになり高みに登るだけ

spaz out は日本語の「キレる」ね、自制心を失って癇癪を起こすとかいう意味も俗語度もちょうどそう

flyの形容詞としての意味ちょっとわかんなかった higherみたいな感じで取ってみた

I got 'em passin' out like what you do when you hand someone flyers
引導をビラ配るみたいに渡してやったってわけ

"pass out"がダブルミーニング 「配る」と「逝去する(dieの婉曲表現)」

flier(flyの比較級)とflyer(ビラ)は同音異義語 っで何がすごいってhandsome and flierとhand someone flyersもほぼ同音ね 最後のsの有無くらいよ ダジャレの域を超えておる

この神を止めてくれ

And what goes around comes around just like the blades on a chainsaw
やったことは返ってくる グルグル行っては帰るチェンソーの刃

"what goes around, comes around"「行ったら帰ってくる」→「因果応報」ということわざらしいです

チェンソーのブレードも確かにぐるぐるするけどさ 着眼点

'Cause I caught the flap of my dollar stack right off the bat like a baseball
バッとドル束が飛んでった まるで野球だな

flap バサバサ飛んでいくこと、という名詞

stackはここでは札束です 多義語

right off the batがシャレで、イディオムとして「即座に」という意味になるけれど字面通り読むと「バットから丁度離れて」なんだよな 頭がよく回る まるで将棋だな

Like Kid Ink, bitch, I got them racks with so much ease that they call me Diddy
蝙蝠(バット)のキッド・インクみたいに、ビッチ、札なら簡単に束ねすぎてあだ名がDiddy

Kid Inkというラッパーがいて、Bat Gangというグループにいるらしい?

# このへんちょっと英語読む必要があるのであとで調べる #

rackのこと棚だと思ってたけどstackより細い札束のことらしい

ちなみに複数形racksには乳の意味もあるわよ 勉強になったわね

'Cause I make bands and I call getting cheese a cakewalk (Cheesecake, yeah)
"Making the Band"じゃないが札束(バンド)こしらえるしチーズ(金)稼ぎは朝飯前(ケークウォーク)(チーズケーキ!)

Making the Band っていうのはアメリカの音楽番組みたい 若手ヒップホップグループを発掘するオーディション番組ね っでこれの仕掛け人がDiddyことショーン・コムズ 吐くほど金持ち

番組名と make a band 札を束ねるがかかってますね

ケークウォーク(黒人音楽) 軽快なやつ ドビュッシーの曲にゴリウォーグのケークウォークってあるじゃない あれだ

cheeseは金の俗語 これはテストに出るくらい有名なスラング ちょっと捻ってcheddarって言ったりもする 「ネズミのようにチェダー追う」です

ここで私が本当に感動したのは getting cheese is (to say) a cakewalkとするより第五文型で I call getting cheese a cakewalk(私はチーズ得をケークウォークと呼ぶ)と作文したほうがcheeseとcakewalkの距離が近づいて自然にチーズケーキができるんですね チーズケーキいいですよね cakeって塊って意味もあるので金塊やぞ 美味そう~

って調子乗ってMaking the Band見返してたら2期1話のサブタイトルがCheesecakeだったわ

インガオホーからの流れを整理しましょう「金ぶっ飛んだけど稼ぎ直したわ」以上


Bitch, I'm a player, I'm too motherfuckin' stingy for Cher
ビッチ、俺はやり手だがシェールにはクソほどケチ

# ここにplayerのhiphopにおける意味を書く(マジでハイから「Umeda No.1 player」を引用) #

Cherは歌手、モデル エミネムとは共演経験もあるけどどちらかというとshareとのダジャレじゃないかというのがredditにあった気がする リンクはどこ?

Won't even lend you an ear, ain't even pretending to care
耳も貸さないし気にしようともしない

日本語でも英語でも「耳を貸す」んだねえ 直訳が偶然正しくなる慣用句

ここからしばらく大量に”r”が出てきてレロレロ聞こえる

But I tell a bitch I'll marry her if she'll bury her face on my genital area, 
でもデリケートゾーンに顔うずめてくれるってんなら結婚してやるって言ったぜ

genital 性器の

何も言わねえ

the original Richard Ramirez, Cristhian Rivera, 'cause my lyrics never sit well
本物のリチャード・ラミレス、クリスティアン・リベラだ
リリックの行儀が悪いからって 

リチャード・ラミレスはwikipedia見ると良いと思うけどだいぶ派手なことやった人ね すごいなあ クリスティアン・リベラはサッカー選手

So they wanna give me the chair like a paraplegic, and it's scary, call it Harry Caray
みんな椅子をもってくる、下半身不随者みたいに座らせたがって恐ろしいな、ハリー・ケリーってんだ 

never sit well(絶対に大人しくしない)っつってんのに椅子どうぞされたらキレるわな

Car"a"yという綴りのハリー・ケリーはMLB(米国メジャーリーグ)の往年の名実況アナウンサーらしい 綴り違いの同姓同名が著名人だけでも大量に居るっぽい

ハリー・ケリー急に出てきたなと思ったらこれ「ハラキリ」と掛けてるってgenius.comで言ってた まじで?まあでもカミカゼってタイトルのアルバム出してるしリリックビデオはこのタイミングで剣飛んでくるし

'Cause e'ry Tom and Dick and Harry carry a Merriam motherfuckin' dictionary
トムにディックにハリーみんなメリアムなんたらクソ辞典を抱えてる 

(2022/2/26追記)

every Tom, Dick and Harryって「猫も杓子も」みたいな慣用句らしいですね 全く関係ないネットサーフィンしてて急に目に入ってびっくりした

訳の方は直訳によって生まれたリズム感がまあまあ気に入っているので修正しない

(追記おわり)

メリアムウェブスター社はウェブスター新国際辞典とかで知られるめちゃくちゃ格式高い出版社で、我々は広辞苑とかを想像すればいいのかな

Harry carry 部分が Harry Caray とほぼ同音

ここいらで一件のビーフについて触れないといけなくて、そのためにはビーフという専門用語について説明する必要がある

# ここにビーフ(ヒップホップ)の説明を書く #

まあ喧嘩です ガチギャングが後ろに居たり手が早かったりすると抗争になって死人が出るがそもそもヒップホップ・アート各種(ラップ・グラフィティ・ダンス・DJなど)には喧嘩の代用品として発達したという側面もあるのでそういう感じで収まるときもある

ラップでいうと殺意と悪意満々の曲を発表しあったり、番組からハブったり、絶交したり、殴り合ったりします 事前に示し合わせたプロレス的な場合から、ガチ的な場合まで多様

# ここにマシン・ガン・ケリーとのビーフについて書く #

むかしむかし、いや割と最近だな、長身痩躯イケメン新進気鋭のラッパーがおりまして、あろうことか娘を溺愛してるエミネムさんに向かって「娘さんシコいっすね笑」ってぶっぱなし、挑発的な曲(Rap Godに対抗して……"Rap Devil”)を出しました。エミネムさんはとても怒って、彼を自分のラジオから出禁にしたり、人格を叩き折るようなアンサーソングを秒で書きかえしました。

エミネムさんも流石に大ベテランというか大御所という年齢でそろそろ別にそういう若手の売名モクっぽいビーフはまともに取り合わなくていい感じではあるのだけど←こういう外野が気に入らないんですねこの神は

この若者のMCネームは伝説のギャング「マシンガン・ケリー」から拝借して「マシン・ガン・ケリー」でございます(MGK) 本名は「コルソン・ベイカー」ね 名が売れたな まあその名前を叩き伏せてる 彼だけじゃないのだわ 売名モクで突っかかってくるやつ全員をまとめて焼きたいんですね

以上は余談で、なぜならCarayおよびcarryとKellyは結構発音が違うので

どうにもMGKのディス曲の中に「辞書でも読んで引きこもってろ」という一節がある

ところでエミネムさんの曲の中に「Stan」というのがあり、スタンという名前の熱心なファンがエスカレートするやつ、これが大流行りしてstanという動詞に"熱中する"という意味が加わった様子が由緒正しいメリアムウェブスターに新語として載ったというニュースがあり、(曲Stanとニュースの)リンクを貼ります

「辞書でも読んでろ?知らねえのか、お前らは俺の言葉が載った辞書を抱えてんだよ」ということですね やっば♡

Got 'em swearing up and down they can spit, this shit's hilarious
くせに「ラップできる」って言い張っててちゃんちゃらおかしいんだけど 

swear up and down that節 は「断固として主張する」

spitは前に触れたとおり「ラップする」

ディス曲Rap Devilに対するアンサーソング"Kill Shot"は元と全く同一のバックトラックを使っている(ビートジャックといいます)がゆえに、全く同じ音の上で100倍くらいの語彙力が1000倍くらい韻を踏んでいる様子を見ることができます 性格が悪い MGKの顔が良いからMV見ると騙されるけど残念ながら大御所に喧嘩ふっかけられる水準に立っていない感じのスキルではあることが浮き彫りになってしまう

実際その後ラップ辞めてなんかチャラチャラした音楽に転換するしビッチ野郎だとは思う

It's time to put these bitches in the obituary column
そういうビッチ野郎どもを訃報欄(column)にぶちこむ頃合いだよ

全くだよ

ところでさっきリチャード・ラミレスの名前出したのは韻の都合だけじゃなくてマシン・ガン・ケリーがマシンガン・ケリーから名前取ってるのへの対抗というふうにも読めるな

We wouldn't see eye to eye with a staring problem
鼻先の問題にも足並みは揃わない

see eye to eye with A は「Aについて意見が一致する」という意味

イザヤ書から来た表現っていうからどこだよと思って全文読んだぜ イザヤ書52章8節「聞けよ、あなたの見張びとは声をあげて、共に喜び歌っている。彼らは目と目と相合わせて、主がシオンに帰られるのを見るから」(『口語訳聖書』, 1955)なのね

残念ながら現在では主に否定形で使われる表現みたいだけどな ガッハッハ

stare「見つめる」 eyeと絡めてるっぽいので訳すにあたっては意訳の範囲で上手いこと言ってる感じを演出

Get the shaft like a steering column
車の腹(column)に詰められるような手痛い目を食らえ

get the shaftで「酷い目にあう」(give someone the shaftで「酷い目にあわせる」)、由来はわからないんだけどshaftがシャフト/轅(ながえ)から転じて槍とか矢柄のことも指すので「刺される」から来てんのかな

それとは別にステアリングコラムという単語が出てくるのでステアリングシャフトと掛けてると思われる MVではトランクに人ぶちこんでたし この後もちょいちょい車の話が出てくる

getを「なる」と曲解すると「ステアリングコラムみたいにシャフトになれ」と訳せるのでそうしたけど正直悪手 なんかいい方法ない?

(Mark Jack)
(マーク、ジャック)

この合いの手(リリックビデオでは冒頭のオカンが言ってる)まじで意味分からなかったんだけど分かる人いますかね


Trigger happy, pack heat, but it's black ink
引き金は喜んでる、カートリッジはあったまって、帳簿も真っ黒

ここから本当に早口が始まってしまうので文字数が多くて苦痛なんだよな 翻訳・解説・雑談

trigger happyはいわゆる「トリガーハッピー」という名詞でもあるんだけどここではbeingの省略された分詞構文だと思ってそういうふうにバラして訳してみた

packでカートリッジを指すことできる?知らん "heat pack"とかで検索して慣用句とか出てきたら勝負が早かったんだけどそういうわけにもいかないしこの辺そういうのが多くて異様に書くのに時間がかかった 特にここは後回しにしたので今(12/22現在)書いてます

black inkって言うんだな黒字のこと 赤字もredでいい

面白いところでいうと be in the black「黒字である」get into the black「黒字になる」って感じで最早インクすら要らないんですね in blackのことMen in Blackって感じで「黒尽くめの」しか知らなかったけどこっちの意味でも使えるんすね 勉強になった

Evil half of the Bad Meets Evil, that means take a back seat
バッドミーツイーヴィルのイーヴィルの方、つまり後部座席に座ってる

# Bad Meets Evil について #

Royce da 5'9" ロイス・ダ・ファイブナインというイカしたラッパーとのコンビ名ね

身長(ヤード表記)を名乗るのシンプルに面白い

歌詞にある通りBadがロイスでEvilがエミネムらしい

後部座席に座ってるって何?名前の後ろ側ってこと?

ワァ……ッ!

Take it back to Fat Beats with a maxi single
マキシシングルが並ぶ1999年のファットビーツの話だ

# ここわからん #

マキシシングルって何のことかわかんなかった(世代)けどCDのなんか

自分の金で音楽買うようになったころにはDL販売だったし8cm円盤は滅びてたからな(デジタルネイティブ)

Fat Beats ってタワレコみたいな感じの理解でいい?

しかしitの中身もわからなければtake back to に with を付加すると何が起こるかもわからなければ何がどう洒落掛かってるのかも何もわからない ここは素直に手を上げます ギブ

singleがシングルシートっぽさあるのとかmaxi padとかそういう思考の痕跡だけ付けとくか

わかった it が時の形式代名詞ね Bad Meets Evilのマキシシングルと検索すると1999年リリースの"Nuttin' to Do"が出てきた

Bad Meets Evilって一回解散してて、まあ二人とも荒れに荒れてた時期だったらしいのでさもありなんなんだけど、今は主なトラブル源であるアルコールを両方とも断って再結成している

「時を戻そう」てきなtakeなんだとおもう かつtake A as Bで「AをBだと思う」という意味があるのでそのへんとも引っ掛けられるような訳にしておいた

Fat Beatsのファットとmaxi single (seat)デカいシングルシートを掛けてる気配はあるけど訳には反映せず

Look at my rap sheet, what attracts these people,
is my gangster bitch, like Apache with a catchy jingle

見ろよ 俺の楽譜は人を惹き付ける
アパッチがキャッチーに歌った通りのギャングスタ・ビッチ

# is の主語どれ 疑問文か前の文か 暫定的にwhat節が前後で共有されてるというふうに取る #

これもわからん 訳を放棄するほどではないけど

# Apacheの"Gangsta Bitch"を貼る いい曲 #

「my rap sheet(Nuttin' to Do)が」(「俺にとっての大ヒット曲(アパッチでいうギャングスタビッチ)だ」|「ギャングスタ・ビッチ=俺のギャングの女」)という掛けという解釈をしています

I stack chips, you barely got a half-eaten Cheeto
俺はチップを積み上げる、お前には食い差しのチートス一片すら来ない

賭けに勝ってチップをうず高く積むのとポテトチップスとチートスとチーズ(金)が掛かってるのどうしたらいい?どこから説明したらいい?

チートスがまずマイナーお菓子か、なんかなんとも言えん顔の虎がパッケージに書かれてるコーンスナックです 美味い 個人的には好き

# ここにチートスの虎(チーター)の公式サイトにおける自己紹介のページを貼る #

# ここにLil Xan激辛チートス救急搬送事件について書く(萌え要素) #

ベリガラハーフィンチーロゥッ!


Fill 'em with the venom and eliminate 'em
毒をぶちこんで抹殺してやる

ここから更にギアが入って常人が真似できない感じの滑舌になっちゃうのだわ

歌詞が本当に、多い 助けて

なので解説はカクっと減ります 冗談じゃない

fill A with B 「AをBで満たす」

エリミネートの解説はいいでしょエリミネートはカタカナにもなってっしエリミネート

Other words, I Minute Maid 'em
つまりは搾り殺(ミニッツメイド)してやる

日本でジュースというとソフトドリンクのことを言うけどjuiceは「汁」なので果物のなら果汁100%でごぜーやす gastric juice 胃液

スラングとしては「魅力」とか「名声」とかの意味もある 肉汁みたいなもんかな

2pacの映画とかLizzoの曲とかのタイトルにもなってんね

あふれちゃう♡

あふれちゃう♡じゃないが

in other words のinのない形はこれで初めて見た

成立する? 'emの音がinに近いのは関係する?(ウミガメのスープ)

I don't want to hurt 'em, but I did 'em in a fit of rage
傷つけたくはなかったんだけどついカッとなってやってしまった

in a fit of rage「ついカッとなって」

cleaning out my closetからのセルフサンプリング

# ここにセルフサンプリングについての說明を書く #

I'm murderin' again, nobody will evade
また惨殺(や)っちゃうな 誰も逃げられない

また何かやっちゃいました?ああ逃れられない!

I'm finna kill 'em and dump all the fuckin' bodies in the lake
殺して死体を湖に投げ捨てる

dead bodyで読んで字のごとく死体なんだけどdeadが省略されることもままある

とすると訳わかんねえんだよな ボディって思っちゃうから頭ん中で

こんくらい文脈がわかりやすいと助かる

Obliterating everything, incinerate a renegade
万物を抹消し逆賊を焼(く)べ上げる

obliterate 抹消する, MtG(マジック・ザ・ギャザリング)には名詞形で《抹消/Obliterate》というカードがある

incinerate 焼却する, 火葬する Cinderellaと語源が一緒で「灰」ね cinderって単語もある

renegade (n.) 背教者, 脱党者, 裏切り者

ガーッ単語が難しいわよ

# ここでJay-zの曲"Renegade"に触れる #

ところでググってて知ったんだけど"Obliterate Everything"っていう名前のフリゲーがあるらしいが関係ない

And I make anybody who want it with the pen afraid
歌詞に乗りたがるやつらを震え上がらせる

who want it with the penのitの解釈が難しいけど話の流れ的に「歌詞に書かれること」かな

古今東西尽きないわよね こういうビッチ野郎ども

But don't nobody want it, but they're gonna get it anyway
皆嫌でもそうなっちまうんだ どの道

前半で否定文の倒置が起こってる

# 否定文の倒置について #

このAniwayでちょっと語気強くなるのほんと好き


'Cause I'm beginnin' to feel like I'm mentally ill
俺って精神的に病んでる気がしてきたから

これはRap Godからのセルフサンプリング あっちでは「俺ってラップの神な気がしてきた ”I'm beginning to feel like I'm a Rap God”」

I'm Attila, kill or be killed, I'm a killer bee, the vanilla gorilla
俺はアッティラ、死ぬか殺すか、殺人バチ、ヴァニラ・ゴリラ

vanilla gorillaは白人ゴリマッチョという意味のスラング

# ここにurban dictionaryのリンクを貼る #

プロレスラーのあだ名かなと思って調べたら色んな人出てきて笑った

競馬でいう「怪物」じゃん

You're bringin' the killer within me outta me
お前のせいで俺の中の殺人鬼がツラ見せ始めてる

第5文型でいいのか?the killer within me(内なる殺人鬼)をout of me(俺の外)にする方向性で

You don't want to be the enemy of the demon who entered me
and be on the receiving end of me, what stupidity it'd be
俺というデーモンと敵対して哀れな被害者になりたくはねえよななりたいんだったら愚の骨頂だ

the receiving endは受話器とか受信機とか、転じて

be on the receiving end of ~「~の被害を受ける」

what (名詞) SVは感嘆文の作り方の一つ

stupidity は stupid(adj.)の名詞形 愚かさ/愚行

it'd beとwouldが使われているので if you wanted to beが後に続くものと推測される

Every bit of me's the epitome of a spitter
俺はどこを取ったってラッパーの雛形

the epitome of A「典型的なA, Aの見本」

spitterはspitする人なのでrapする人ということでrapperと同義ね

When I'm in the vicinity, motherfucker, you better duck
or you finna be dead the minute you run into me
俺が近づいたら逃げたほうがいいぜ、出会い頭に死んじまうつもりじゃなきゃな

vicinity「近く」「近いこと」

duck に動詞として「逃げる/かがむ」という意味があるのすごいな

チキン野郎がダックするんだもんな

run into 「~と偶然に出くわす 」「車が~と衝突する」

命令文のorは「さもなければ」になる

”雛形”と韻を踏みたかったのでちょい変形

A hundred percent of you is a fifth of a percent of me
お前の100%は俺の0.2%

ここのa fifthは前述の「750mlボトル」と奇しくも同じ単語だけど「5分の1」

(1/5)%すなわち0.2%

これインターネットの和訳めちゃくちゃ間違えてるのよね

この記事を書き始めたきっかけです 今は心底後悔している

納期のある状態でこの文量訳そうとしたらそりゃミスるわよ

「ほならね」を体感した

I'm 'bout to fuckin' finish you bitch, I'm unfadable
クソ野郎お前をマジで終わらせてやるよ 俺は不滅

ここのfuckin'は副詞でいいのかな 文中どこにも来れるから間投詞なのかも

unfadable 忘れられない, 色褪せない, 消せない

You wanna battle, I'm available, I'm blowin' up like an inflatable
闘(や)りたいなら空いてるぜ、むかっ腹をパンパンにしてる

blow up は他動詞の意味もあるけどここでは自動詞なので「空気が入って膨らむ」「爆発/炸裂する」「激怒する」

inflatable adj. 「中に空気を入れて膨らませられる」「昔流行ったけど今はそうでもない」

なんだこの形容詞!? 浮き輪とかに使うんかな

I'm undebatable, I'm unavoidable, I'm unevadable
間違いなく、仕方がなく、避けられない

undebatable 議論の余地のない

unavoidable 避けて通れない, 絶対に起こってしまう

inevitable 同上 inevitableだと思ってたらunevadableだった まあ変わらん

ここかっこいい

I'm on the toilet bowl, I got a trailer full of money and I'm paid in full
便座に座ってるが俺はトレーラーいっぱいに儲ける "充分もらう”

韻をトイレマットにしてうんちする天才

pay in full 全額払い

# Rakim の Paid In Fullに触れる #

I'm not afraid to pull the—
ビビらねえ 撃鉄を起こして、引――――

こういうふうにねえ!文を途中でぶった切る演出のなんと訳しにくいことかってんだよ

ふざけるな 無い文を起こして、書――――

をやることになっちゃうだろ もう


アウトロ

Man, stop
Look what I'm planning, haha
おい待て 俺何しようとしてた?ハハ

エミネムのいつものやつ もう取り返しのつかない量大変なこと散々言っといて"you know I love you"「好きだってば」とか"just playing"「冗談だって」とか言う

エミネムのAmerica大好きなんだよな

# 動画を貼る #

ところで後半になるほど動画リンクを貼ってないのはAmeba Owndの仕様上クソ長い記事になるほどリンクを登録して貼って適切な場所に移動する一連の動作がめちゃくちゃモッサリする上にモッサリするだけならまだしもあろうことかブラウザをクラッシュさせるなどするからですね(n log n敗) あと編集画面からはどのページへのリンクかわからないので間違って移動させてしまいがち(n!^n!敗)

言い訳が無様だなあ、そうに決まってる

さて……


参考にした訳とか解説とか

ある程度レベルが高くて参考にできたやつね


最後に

くぅ疲 これにて

いや完結してないんですよね ちょくちょく追記しに来ます

乾燥した間奏ですが、文字が多くて苦しかった

そもそも完走してない

あと翻訳という営為はべらぼうにあれです 寿命が削られる

感謝しな 世の翻訳者に おれにはしなくていい


この記事は「萌え人、最後の輝き Advent Calendar 2021」に参加しています。

萌え要素どこ?ごめんね

日本萌学会の手札事故でした。

けーぐ♡

日本萌学会ジャーナルブログ「萌え人」

日本萌学会を中心に結成されたオタク集団、「日本萌学会」の公式ブログです。 早く滅ぼしましょう。

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