人生で初めて大人向けノベルゲーム(体験版)をプレイした話
おはようございます。日本萌学会のくらはしです。ウオッカと500円玉が好きです。
最近ニュースで見ましたが500円玉のデザインが変わるらしいですね、新しくなった500円玉も私は愛せるでしょうか……不安です。嘘です。私が好きなのは500円玉のデザインではなく500円玉の価値とそれを体現したような重量感なので何事もなく新硬貨も受け入れられるでしょう。
早速本題に入るのですが、私はこれまでの人生でノベルゲ―の類を全く遊ばずに暮らしてきました。くらはしには紙芝居がわからぬ。というかスマホゲーム等でストーリーが紙芝居方式で表示されるアレすら苦手なんですよね、全部文章で一気に読ませてくれという気持ちになってしまうので。
そんな私が訳あって年齢制限付きノベルゲーム(体験版ですが)をプレイすることになったので、初体験オタクの感想文をネットの海に放流するというのも悪くないかなと思って5億年ぶりに筆を取りました。(なんかこの類のゲームを指すのに一般に用いられている用語を使うとAmebaの規制に引っかかるらしいですね)
プレイしたゲームはまどそふとさんの「ハミダシクリエイティブ(体験版)」です。
私がなぜこのゲームをプレイしようと思ったのか、きっかけとなったのはこの動画です。
めちゃくちゃによくない?????????
画面の構成がめちゃくちゃオシャレだし動きがとても気持ちいい(オタクは音ハメとイージングが大好きな生き物なので)。あとキャラクターの動きもいいしキャラデザもありえんかわいい。
好きすぎて動画編集ソフトの練習のために真似して作ったりしちゃいました。(途中で挫折しましたが)
映像を担当していらっしゃるsyamoさんは他にもたくさん映像を制作されている方のようで(有名なものだとぬきたしOPなど)、どれもとても見ていて心地よい映像なのでみなさんも是非見てみてください。
私もいろいろ見ているうちにファンになってしまいました。流星ワールドアクターのOPムービーなんかすごくかっこいい。
カックイ~~~~
話をハミダシクリエイティブに戻しますが曲もすごくいいですよね。OP曲であるUnreal Creation!はボーカルを櫻川めぐさん、作曲・編曲を堀江晶太さん、作詞をstelさんが担当しておられます。個人的には歌詞がすきで、サビの「ピュアで純な情動とループなフレーズ」の部分がめちゃめちゃ気に入っています。全体的に最初何言ってるかわかんないんですけど響きとリズムがだんだん癖になってきて無限のリピートをしてしまう。キラッ☆
もちろん曲も大好きです。堀江晶太さんの作るオタクノベルゲーの曲は名曲がとても多い(ノベルゲー曲に限っているわけではないけど私は特にノベルゲーの曲がすき)。そして堀江さんは5月31日生まれで私と誕生日が同じらしいです(マジでどうでもいい)。
さらに現在まどそふと公式チャンネルでは期間限定でFullバージョンが公開されています。聴きましょう。
あとこれは体験版をプレイしてから気づいたんですけど下着がチラりするCGは当該部をちゃんと隠してあるんですね、配慮が行き届いている。
そんなこんなで毎日毎日来る日も来る日もこの動画を繰り返し見ているうちに、ゲーム自体は如何様なものなのだろうとめちゃめちゃに興味を持っちゃったというわけです。
そして先日の8/14日、ハミクリ体験版が配信開始されました。
【体験版公開!】
— まどそふと公式@ハミダシクリエイティブ9月25日発売! (@madostaff) August 14, 2020
まどそふと最新作「ハミダシクリエイティブ」の序盤をプレイできる体験版を公開しました!
9月25日の発売日までに是非プレイしてみてください!
現在、各種予約キャンペーンも実施しておりますので詳しくは公式サイトをチェック!https://t.co/AxRzuZM2nf#ハミクリ pic.twitter.com/lr21H3uHl0
もう気になりまくっていた私は早速ダウンロードしました。
かわいいね
プレイする前は正直体験版なんてほんの導入部分とちょっとした行為のパートだけが見られるのかなと思っていたのですが、その想定はハチャメチャに裏切られることとなります。
と、感想を書き始めるその前にハミダシクリエイティブがどういう話なのかについて軽く触れておきたいと思います。
最近再開発が行われているという千玉市にある千玉学園では、生徒会長が急に辞めたため新たな生徒会長をくじ引きで選ぶことになりました。そこで運悪くくじを引き当ててしまった主人公の智宏は、さまざまな理由で不登校となっている声優、イラストレーター、Vtuber、小説家といったクリエイティブなヒロインたちと一緒に生徒会を作り上げていくのですが、「学園に来ない女子と見過ごしがちな青春を探す学園恋愛ADV」として知られるそのゲーム名とは。
ということで正解はハミダシクリエイティブ、お見事。
それでは25枚のパネルをすべて開いた状態で感想を確認していきましょう。
色々言う前にシンプルにめちゃくちゃ面白かったです。
長い間すっかり忘れていた恋心を思い出しました(ほんとに?)。というか無料の体験版でこのボリュームなの?マジで???という感じです本当に。
ゲームをプレイして最初に驚いたのはUIですね。私はソシャゲのストーリーレベルしか知らなかったので、文章を読ませることに特化させるとここまでストレスフリーになるものかと感動すら覚えました。具体的にはテキストの表示に関する詳細な設定が可能であること、そして何よりキャラクターの立ち絵がよく動いてくれるという点が大きいと思います。ゲームはライトノベルではないので、画面は挿絵ではなく、ウィンドウの真ん中に居るのはキャラクターで、一人の人間でなければなりません。そういう点でキャラクターの表情が一つ一つのセリフの途中でもコロコロと変わっていくのは見ていて飽きませんし、文字情報を処理するというよりも一つの映像作品を見ているような感覚になりました。
もしかしたらプリンセスコネクトRe:Diveの人気の要因はここにあるのかもと思いましたが私はプリコネをインストールすらしたことがないのでわかりませんでした。
次にストーリーですが、完全にナメてましたね。負けました。私、ラブコメ好きなんですよね。これまでのえ~っちなげーの勝手なイメージが主人公くんの周りに何故か美少女が集まってきてなんやかんやであの子やこの子と行為に及ぶぐらいの認識(失礼)だったんですが、立派にラブコメしててめちゃめちゃ好きでした。むしろラノベ原作ラブコメアニメ(筆者はラノベを読まないためアニメの話をしています)なんかだと、膨大なタイトルの中から手に取ってもらうためにオタク受けしそうな要素をフックとして強調しちゃったりしがちな分こっちのほうが素直に楽しめた気がします。
キャラクターに関しても主人公も拗らせてはいるものの変に捻くれてなくて好感が持てるタイプで感情移入しやすく、メインヒロインも行動にちゃんとした一貫性というか性格と意思が見えるのがうれしあじでした。サブヒロインについてはちょっとオタクの雑な妄想の女の子感を感じてしまいましたが、その分メインヒロインに人間味が出てきたと思えば受け入れられるかなって感じです。
(これは錦あすみさん。かわいい。)
ちょっと話は逸れるんですが、私は登場人物とそれを取り巻く世界で物語が完結しているような、閉じた世界観の作品が好きなんですよね。そしてノベルゲームの場合、登場人物と主人公≒プレイヤーを以てして世界が閉じると認識しています。そこで例えばキャラクターに作者の思想を代弁させたり、メタ的な狙いを行わせたりしてしまっては、閉じているはずの世界が成立しなくなってしまいます。そういう意味で、私はシナリオの中の世界に外から風を吹かせてしまうのは好ましくないという過激思想を抱いています。逆に、キャラクターたちによってそこに風の流れが生み出されたように(仮にそれが本当は外から吹かせた風だとしても)見せてくれるような作品は魅力的なんですよね。
そしてハミダシクリエイティブをプレイしながら私が常に思っていたことがありまして、「これがどうなったら行為に発展するんだ?」というものです。先ほど言ったような理由で不自然にそういう方向へ持っていくようなことがあっては悲しいので、その役割の一端をサブヒロインたちが担ってくれたりするのかなあとちょっと期待していたりします。特に実妹とか錦あすみちゃん(本当にかわいい)とかは普通に進んでもそうはならなくない?(というよりなって欲しくなくない?)という感じがあるので。
錦あすみちゃんに関してはまだVtuberや受肉関係の部分が掘り下げられるストーリーが出てなくて特に体験版はすごく良い所で終わっている(体験版の作り方が本当に上手い)ので、続きが読みたくて仕方がないといった気持ちです。
あと余談になるのですが主人公の部屋のCGの絵が上手い。いいなあ絵が上手い。(錦あすみちゃんの家の近所の公園のCGも絵が上手い)
とまあそんな感じで読み進め、読み終えたとき、問題の瞬間はやってきました。
で、出た~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
そうでした、そういうゲームでした。すっかり忘れてました。
私はそういう目的でこのゲームをプレイしたわけではないのですが、せっかく作られたシーンを再生しないというのは制作者に対しても失礼に当たるのではないでしょうか。そう考えると下のボタンをクリックするほかないでしょう。
……というのは建前で本当は「俺は年齢制限付きノベルゲームの行為のシーンを見たことがない」というしょうもないイキりの権利と「普通に気になる」という感情を天秤にかけた結果さほど迷うこともなく後者を選択しました。
そしてその肝心の感想なのですが……
結論から言うとちょっとばかし後悔しています。
別にシーンの内容やクオリティが云々という話では全くなくて、私自身もうすでに物語に入り込んでしまっていたというのが敗因だと思います。主人公のポジションに自分を投影しながら完全な順張りで楽しんでいたので、自分とヒロインたちの間にはもうしっかりとした関係性が生まれてしまっていました。なのに急に……(伏字)です。ドラマやアニメの1,2,3話までを見て急に11話を見てしまったような感覚と、妄想の中でヒロインの信頼を裏切ってしまったような罪悪感がありました。完全に体験版だからこその後悔だと思います。
なので実際に製品版をプレイした際にそういうシーンに対してどういう感想を抱くのかなというのはまだまだ未知数ですね。
あとじゅるっ…んはぁ…みたいな擬音が「」の中に文字で出てくるのがすげぇ面白かったです。
体験版に錦あすみちゃんのシーンがなくて本当によかった。
以上、人生で初めて年齢制限付きオタク向けノベルゲームをプレイしたオタクの感想でした。いかかでしたか?
私は恋愛ゲー界の常識的なものを全く知らないので的外れなことを言っていたかもしれませんが、その点に関しては目をつぶっていただけると幸いです。とにかく錦あすみちゃんが可愛かったので今は錦あすみちゃんの絵を描いています。
これは好物の肉まん。(肉まんが好物なのかわいい)
ということでハミダシクリエイティブ、製品版は9月25日に発売されるそうです。
楽しみですね。
それでは。
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